アニメ版「グリッドマン」シリーズの第2作。元怪獣使いの青年と出会ったことで、巨大合体ロボット「ダイナゼノン」に乗り込み、怪獣使いが操る怪獣たちと戦うことになってしまった少年少女や青年たちの物語。
怪獣との戦いよりも、主人公たちがそれぞれ抱えている鬱屈した思いやままならない感情、それらと向き合っていく様子の方がお話の中心になっていたように思いました。全体的にどこか気怠い感じがするというか……主人公たちが、非日常的な出来事に対しても少し冷めたような見方をしているのが独特な感じでしたね。自分の感情含めて、どうにもならないことはどうにもできないと諦めてしまっているようなところもあり……怪獣との戦いや事件を通して、その諦めを改めて受け入れた上で、それでも自分ができる範囲で変えられるものは変え、主人公たちがこれからの人生を生きていこうと思っていくようになる……そんなお話だったのかなぁと思ったりもしました。
どうにもちょっと……自分の感想もうまくまとめられない感じですが……独特な雰囲気とキャラクター同士の関係性の描き方等は、嫌いではありませんでした。