久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/諸諸感想・レビュー等

「催眠の科学 誤解と偏見を解く」

「催眠」に関する入門書。催眠研究の大まかな歴史、催眠や暗示の実態と、期待されている活用法についてなど。

 テレビのバラエティ番組等で、大げさな演出と共に描かれる催眠術。そういった番組の影響もあってか、催眠や暗示というものには、どうしても怪しいイメージがつきまとってしまうものですが……実際には、催眠術は、催眠者と被催眠者の信頼と協力の上に成り立つものであり、決して催眠者が被催眠者の精神を自由に操れるというようなものではない、ということが本書には記されています。

 そうした催眠や暗示の実態については理解できましたが……それでも、人の無意識に働きかける催眠というものは、やっぱり不思議に思えてしまいますね。人の心、精神の不思議さと、それを解明することの難しさを改めて知った気持ちにもなりました。