久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

「ヌビア~ナイルの古代王国~」ソロプレイ

 古代王国の発展を題材にしたカードゲーム。より多くの建物を建て、その建物カードの配置によって点数を得て、高得点を目指すといった感じのゲームです。ソロプレイもできるということで、遊んでみました。

 手番は、コストを支払って手札の建物カードを自身の場に配置する「建築フェイズ」と、補充ボードから建物カードを手札に補充したり、ピラミッドカードもしくは貴族カードという特殊カードを自分の場に配置したりすることができる「補充フェイズ」の二つで構成されています。

 難しいのは、建物カードを場に配置するための「土地コスト」と、建物を建設するための「建物コスト」……2種類のコストを支払わないと建物を建てられないということ。それにカードを置くときは、ピラミッドの形になるように、上の段のカードは下の段のカード2枚にまたがるように置かなければいけないということ、ですね。当然、下の段にカードが無ければ、上の段にカードを置くことはできません。建物カードはお金としても使用することができ、そのカードに書かれている数字を使って「土地コスト」を、また建物カードの配置によってカードから発生する資源等で「建物コスト」を支払うのが基本となるのですが……この2種類のコストを支払うのがなかなか大変で。資源の代わりに建物カードのお金で「建物コスト」を支払うこともできるのですが、そればかりしていると無駄にカードを消費してしまうことになり、多くの建物を建てることが難しくなってしまうので、「建物コスト」はなるべくカードから発生する資源でちゃんと支払いたいところ。そのためには建物カードをどう配置していくか、序盤からしっかり考えていく必要があります。カードの種類が多いので、いろいろな作戦を考えられるのが悩ましくも楽しいところですね。

 補充ボードの建物カードの山札か、世代を表すピラミッドカードが尽きたら1世代終了となり……世代交代のコストを、ゲーム中入手できる兵士トークンで支払って次の世代へ。3世代を終えたらゲーム終了となります。建物カードによってできたピラミッドの段ごとのカードによる点数や、配置したピラミッドカード、貴族カードによる点数等を合計し、もっとも高得点だったプレイヤーが勝者。ソロプレイのときは、得点によって決まる5段階の評価で成績が決まる感じになります。何度か遊び、49点で評価3が今のところ最高点ですね。もう一つ上を目指したいところです。

 やり応えがあって面白いゲームではありましたが……短くても1プレイ30分以上はかかり、ずっと考えっぱなしなので、非常に疲れますね。まぁ、それだけ集中して遊べるぐらい楽しいとも言えるのですが。