久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

「イッツファイブピーエム」ソロプレイ

 充実したシティライフを目指すゲーム。都市や家でお金を稼ぎ、朝の出勤や帰りの帰宅途上で街のお店を使ってハピネスを手に入れ、より充実した生活を送ろうといった感じのゲームです。ソロプレイもできるということで、遊んでみました。

 ゲームは月曜日から金曜日までの全5ラウンド。ラウンドの始めに、曜日ごとに使える時間の取得、手札から場への街カードの配置、定休日のお店への定休日タイルの設置……を行い、それから各プレイヤーの1日の活動を順番に行っていくことになります。

 1ラウンドに行えるプレイヤーの活動は、家カードから街カードを通って中央の都市カードまで行く朝の移動、時間を消費してお金を得る中央の都市カードでの労働、中央の都市カードから街カードを通って家カードへ戻る夜の移動、時間を消費してお金を得る家での労働……の四つ。朝・夜の移動では、通過した街カードに描かれたお店を、時間やお金によってコストを支払うことで利用することができ、それによってハピネストークンを得ることができます。また、ゲーム前にプレイヤーごとに選択した複数の目的カード、それに描かれている順番でお店を利用することで、ゲームの最後に目的カードに書かれたハピネスを得ることができます。ゲーム終了時、こうして取得したハピネスの合計点がもっとも高かったプレイヤーが勝者となります。

 時間を効率よく使うのが大事なゲームでしたね。お金を稼ぐだけでなく、街カードの移動や一部のお店の利用にも時間は必要で……時間が足りず帰宅できなかったときはペナルティでハピネスを減らされたりもしてしまうので。中央の都市から帰宅する際、どの街カードを通り、どのお店を利用するのかを考え、それにあわせて時間を消費してお金を効率よく稼ぐのが重要な感じでした。少し難しいのが、お店によっては朝、もしくは夜だけしか使えないものがあったり、曜日ごとに定休日のため使えないお店があったりすることですね。多人数プレイでは、ラウンド始めの街カードの配置、そこでの駆け引きも大事そうに思えました。

 何度か遊び……73点が今のところ最高点。スーパーハッピー・ウィークエンド。ソロプレイでは、得点を稼ぐこと自体はそう難しくない感じですね。ラウンドごとの活動や目的カードによって、日々の生活のイメージが膨らむのがユニークで面白いところだなぁと思ったりも。出勤前の朝活を重視してみたり、毎日のように映画館に寄ってみたり……そんな生活を想像しながら遊ぶのが面白いゲームでした。