久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

「メックコンテスト」ソロプレイ

 少女型のヒューマノイド、メックを育成して、コンテストで高得点を目指そうといった感じの紙ペンゲーム。ソロプレイもできるということで、遊んでみました。

 まず最初に、5体のメックの中から1体を選び、その初期能力値を個人用紙に印をつけて表します。場には、属性(能力)の人気・トレンドを表すプレイシートと、パーツカードの山札を置き、山札の周りに購入できるパーツカードを並べます。そして、最初の所持金を配ったら準備完了となります。

 手番でできるアクションは、お金を支払ってメックの能力値を上げる、お金を支払ってパーツカードを手に入れる、配信によってお金を手に入れる(同時に、属性の人気を操作するか、場に並んだパーツカードを捨て札にして購入できるパーツカードを入れ替える)……の三つのうちの一つ。手に入れたパーツカードは、条件を満たしていれば手番中いつでもメックに装備させることができ、その特殊効果によって余分に能力値を上げたり、お金を入手できたりします。

 多人数プレイでは、誰かのメックがパーツカードを6枚装備した後、手番が同数になるよう他のプレイヤーがアクションを行ったところで、ソロプレイでは16ターンが経過したところで、ゲーム終了となり、コンテストフェーズへと移行します。

 コンテストでは、装備させたパーツによるパーツポイント、能力値のランクによるランクポイント、そして能力値とそのトレンドのレベル等によって決まるコンテストポイント、それらの数値を合計し……もっとも高得点だったプレイヤーが勝者となります。

 気軽に遊べる紙ペンゲームといった感じでしたね。ソロプレイでは、コンテストの得点によって評価が決まるのですが……2回目のプレイで、もっとも上の「The Best of Mech」を取れましたし。ソロプレイでは、高得点を目指すこと自体は難しくないみたいなので……それよりも、メックのイメージを膨らませ、自分の理想の育成を目指すことの方が楽しい感じでした。

 多人数プレイになると、トレンドのレベルによって最終得点が大きく変わってくることもあり、そこでの駆け引き等によってゲームの雰囲気が結構変わりそうに思えました。他のプレイヤーの思惑によって、自分の理想が得点に結びつかない結果になったりもしそうなので……プレイ感も変わってきそうですね。