久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/諸諸感想・レビュー等

「ウエストワールド」

 テレビ放映されたものを視聴。マイケル・クライトン監督・脚本の古典SF映画

 古代ローマ、中世ヨーロッパ、西部開拓時代……三つの時代を再現した特殊なテーマパーク。そこを訪れた人々は、ロボット相手にそれぞれの時代の人間になりきり、自由な振る舞いを楽しんでいた。だが、安全なはずのそのテーマパークでは、管理者たちも原因を突き止められないエラーが起き始めていた……といった感じのお話。

 人間が享楽を味わうために作り出したテーマパークとロボット、それが制御不能となり、人間に対して牙をむく……という、古典SFらしい作品でした。人間の楽しみのために都合のいい道具として操られていたロボットたちの暴走。感情のない彼らの行動が、勝手な人間たちへの反乱のようにも見えてしまいますね。急速に発達していく科学技術、その恩恵を享受するばかりの人間たちへの警鐘という、映画公開当時の社会を反映した作品のようにも思いました。

 今見ると、やはり古く見えてしまう点もありますが……改めて考えさせられるところもありました。