旅客機で出会った、名探偵と名乗る美少女、シエスタ。彼女に助手となるよう誘われた少年、君塚君彦は、シエスタと共に秘密組織に立ち向かっていくことになる。だが数年後、少年の側に名探偵の姿は無かった……といった感じのお話。
ミステリーではなく、完全に冒険活劇ですね。ヒロインのシエスタは非常に可愛く魅力的で、主人公との相棒らしいやり取りも楽しい。だからこそ、別離に向かって進んでいく物語がひどく切なかったです。
シエスタの遺志を継ぐことになった、もう一人のヒロイン、夏凪渚については、充分にその個性が描かれる前にお話が終わってしまった感じでした。その辺は少し物足りなかったですね。