久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

「シャドーハウス 2nd Season」

「シャドーハウス」第2期。

 影がそのまま実体化したかのようなシャドー家の人々と、それに仕える生き人形たち。その生き人形の正体は、記憶を消され、シャドー家に尽くすよう洗脳されている子供たちだった。シャドーの少女、ケイトは、自分の生き人形であるエミリコと共に、人の尊厳を踏みにじるシャドー家に立ち向かうことを決意するのだが……といった感じのお話。

 ゴシックファンタジー+能力バトルといった感じの作品。

 第2期では多くのシャドーと生き人形たちが登場し、それぞれ性格も関係性も違う彼らの個性が、コミカルな描写も入れながら描かれていました。個性豊かな子供たちの姿がたっぷりと描かれているからこそ余計に、子供たちを洗脳し、支配し、やがてはその存在をも奪い取ろうとするシャドー家のおぞましさがより強く伝わってきますね。

 ケイトとエミリコの二人だけではとうてい太刀打ちできないシャドー家の強力な大人たち。そして、今はまだシャドー家に支配されている多くの子供たち。一つの事件を解決し、シャドー家の秘密の一端を知ると共に、仲間となってくれる子供たちも少しずつ増やしてはいますが……ケイトとエミリコの戦いは、まだ始まったばかりといった感じでもありました。

 続きが非常に気になる作品。アニメでもこの続きを描いてくれると嬉しいですね。