久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

「ファンタスティック・フォー 超能力ユニット」

 録画しておいたものを視聴。
 宇宙での実験中に事故で宇宙線を浴びてしまった5人の物語。一応ヒーローモノなんでしょうけれど……なんというか、ずっと内輪揉めをしているだけという印象でした。敵として対決することになる1人を含めて、5人が全員知人で、ほとんど彼らの中だけでお話が進んでいってしまうので。ユニットを組む4人が注目を浴びるきっかけになった事故も、半分は彼らが原因でしたし。
 突然超能力を手に入れてしまったことによる葛藤、肉体が変わってしまったことへの苦しみ、そういった描写は悪くなかったのですが、もう少しお話に広がりが欲しいと思いました。無批判に4人が持て囃されることにもちょっと違和感。