七福神と六歌仙に隠された謎と、現代で起きた連続怪死事件を解き明かす歴史ミステリ。
密室、ダイイングメッセージと、歴史薀蓄と解釈だけでなく、ミステリーらしい仕掛けもあって楽しい作品でした。
一応日本文学科卒業生なので、古今和歌集仮名序や六歌仙についての記述は、なんともいえず懐かしかったです。もう卒業してから十年近くたってしまったので、詳しいことは忘れてしまっていますけれどね。
- 作者: 高田崇史
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2003/03/14
- メディア: 文庫
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それにしても……ミステリーの感想は書きづらいですね。下手なことを書くと、これから読む人の楽しみを半減させてしまいかねませんから。ミステリーに関しては、ネタバレを本当に気にする人も大勢いますし。文庫になってから7年以上経つ作品ですし、もうそこまで気にしなくてもいいのかもしれませんけれど……。