「デッドマン・ワンダーランド」最終話

　無実の罪で死刑囚となった少年の、刑務所でのサバイバル。
　一応一区切りのところで最終回を迎えたわけですが……多くの謎も解明されず、むしろ今後の伏線を張っているような状態で、原作でアニメにできるところまでをとりあえずまとめました、みたいな感じでしたね。一本の作品としてみると、どうしても中途半端にも思えてしまいます。
　囚人を見世物にし、残酷に扱う刑務所の狂気、そこで生き残るための戦い。その雰囲気は良かったのですが、反抗組織が出てきてからは普通の異能力バトルものみたいになってしまって、若干勢いが衰えてしまったようにも思えました。そこは残念。
　続きが気になる作品ではあるので、原作完結後にちゃんとアニメとしてまとめて欲しいなぁと思ったりも。いや、原作を読めばいいのでしょうけれどね。