久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

「冴えない彼女の育てかた♭」最終話

 高校の同人ゲームサークルの活動と共に描かれるラブコメ作品。メインヒロイン三人のうち二人がクリエイター(プロのラノベ作家と同人漫画家)であり、作り手としての心情や葛藤がお話に大きく関わってくるのが、他のラブコメ作品とちょっと違うところでしょうか。第2期の後半は、そういったクリエイターの業みたいなものが描かれているところもありましたしね。
 そんなクリエイター二人と共にゲームを作り、また二人の最後の決断を受けて……改めて自分の全力でゲームを作りたいと思う主人公安芸倫也と、影が薄く自己主張をせず、ただ流されているだけのようでいながら、実は誰よりもサークルに愛着を持ち、そして魅力的なヒロインとなっていた加藤恵。二人の変化も2期の見所だったように思います。特に恵は、最後は本当にいいヒロインになっていましたね。第2期を見て、私も恵派になってしまいました。
 原作だと、ここで第一部完、といった感じなのでしょうか? この続きも、アニメで見てみたいですね。