久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

「男子高校生の日常」第4巻

 少しおかしな男子高校生たちを中心にした、脱力系日常ギャグ漫画。

 くすりと笑える感じのものや、突っ込みたくなるネタもある一方で、ちょっとぴんとこないお話もあったりして……好みに合わないギャグもあるのは、まぁ仕方のないことですよね。

 

 

11月15日に

 先週に続いて、15日の土曜日も友人たちとのゲーム会でした。以下、遊んだゲームについて軽く感想を。

 尚、今回遊んだ「TEA TIME RPG 祠こわしちゃったの?」と「ファイティング・ファンタジー・アドベンチャー」については、ネタバレ等しないように気をつけてはいますが、まだ遊んだことのない方は念のためご注意下さい。

「タウンロクロク」……オインクゲームズのタイル配置型ゲーム。家のタイルを縦横六枚に収まる範囲で繋げて配置していくわけですが、難しいのは縦横同じ列に、同じ形・色のタイルを置くことはできないということ。ゲーム後半になってくると、タイルの置き場所がどんどん限られてきてしまい、ほんと苦しい思いをすることになります。でもそれが楽しいゲームですね。ソロプレイ可能なゲームでもあるため、昔、よく遊んでいた時期もありました。

「ダンジョンオブマンダムエイト」……オインクゲームズの、ファンタジーダンジョンテーマのチキンレース型ゲーム。手番では、山札からモンスターカードを引いて場に置くか、ダンジョン探索者の装備一つと一緒に引いたカードを除くか、それともゲームからおりるかを選択し、最後まで残ったプレイヤーはダンジョンに挑むことになります。その結果、ダンジョンを突破できれば宝を手に入れて勝利に近づきますが、途中でモンスターに倒されてしまったらゲームオーバーに近づくことになってしまいます。自分がダンジョンに挑むか、それとも他のプレイヤーを陥れて挑ませるか、その判断の見極めが難しく悩ましいゲーム。上手く陥れたと思ったら、ダンジョンを突破されて勝利されてしまったり、逆に大丈夫だろうと思って自分が挑んだらモンスターにやられて負けてしまったり。思い通りにならない展開もまた面白いゲームでした。モンスターやキャラクターの種類が豊富なのも良いですね。今回使わなかったカードもありますし、また遊んでみたいですね。

「TEA TIME RPG 祠こわしちゃったの?」……CCFOLIA BOOKSで発売されている、一シチュエーションのカード型テーブルトークRPG。カードをめくってゲームを進め、GMやPCの配役や展開を選択していけばエンディングまで辿り着く感じになっています。軽めのパーティーゲームといった感じですが、結構プレイヤーのアドリブ頼りのところもあるので、そこがちょっと難しく感じてしまいました。「祠こわしちゃったの?」のシチュエーションは面白いと思います。

「リャクケン 略語研究会」……略語の省略された文字だけを見て、もとの単語を当てるというクイズゲーム。本来は出題者と解答者にわかれ、クイズ番組風に出題者がヒントとなる問題文を読んでいくのですが、今回は問題文を隠したまま、皆で答を考えて遊んでみました。ヒントなしなど、やっぱり難易度がすごく上がりますね。解答を思いついたときは非常に爽快。全80問とカードはたっぷりあるので、また遊んでみようと思います。

ファイティング・ファンタジー・アドベンチャー」……「ファイティング・ファンタジー」のゲームブックをもとにした協力型ボードゲーム。キャラクターは、ウォリアー、メイジ、スカウト、ヒーラーの四人で、「ファイティング・ファンタジー」らしくそれぞれ技術点・体力点・運点が決められています。また、それぞれ冒険中に使える能力カードを持っています。パーティの隊列は専用のタクティカルボードで管理し、冒険はダンジョンカードとそれに対応したイベント等が書かれているエンカウンターカードを利用して進めていきます。カードを使ってダンジョンを作り、ゲームを進めていくので、ゲームの進行状況が非常にわかりやすく、ゲームブックよりも遊びやすい感じになっていますね。カードのイラストもファンタジーらしい雰囲気たっぷりで、見ているだけでもとても楽しいです。今回は、「火吹山の魔法使い」のシナリオに挑戦。さすがに初挑戦でクリアは無理だろうと思っていたのですが……約二時間のプレイの後、何とかクリアできました。各キャラクターの能力カードも運点もほぼ使い切り、体力点もギリギリ、もう一回戦闘があったらもう耐えられないだろうというところでのクリアでした。これだけ集中してダンジョン攻略に挑んだのは久しぶりのことですね。濃密な冒険の体験。満足感と達成感と疲労感がすごかったです。残りの四つのシナリオにも、いずれ挑戦したいですね。

 以上5ゲーム。楽しいゲーム会でした。さすがに実際に集まってのゲーム会は、年内はこれで最後でしょうから……来年もよろしくお願いします。

 

 

「ワカコ酒」第6巻

 社会人女性の一人飲みの様子を描いたお話。

 仕事の後、一日の終わりに、酒と肴をゆっくり楽しむ姿が良いですね。急いでご飯を済ませるのではなく、酒と肴を味わいながら、ときに気持ちを整理したり、日々の楽しさを再確認したりする様子が見ていて心地よく、お店の過ごしやすい雰囲気も感じ取れるかのようでした。

 私は割と急いで食事を済ませがちで、お酒も全然飲めないのですが……一日の終わりにゆっくり食事をする時間を、もっと大切にしないといけないなぁと思ったりもしました。

 

 

11月8日に

 11月8日は、友人たちとのゲーム会でした。以下、遊んだゲームに関して軽く感想を。

「ニンジャスレイヤーTRPG」……友人のGMで。「ニンジャスレイヤー」の世界を舞台にしたテーブルトークRPG。悪党のニンジャとなって裏社会の任務をこなし、最後は悪行の報いとしてニンジャスレイヤーに成敗される展開を楽しむ感じのTRPGです。「ニンジャスレイヤー」の独特の世界、ブラックジョーク満載の誇張されたインチキニッポンをたっぷり堪能できるゲームでした。他のTRPGではできないような悪ノリも楽しめるところが良いですね。考えた通りのロールプレイができて、ちゃんと最後「サヨナラ!」できたので大満足でした。

「いかだの5人」……オインクゲームズのバランスゲーム。箱の上に乗せた五体の人コマを使って、板カードと自分の宝箱コマを箱の上に乗せていく感じのゲームです。崩してしまった場合、他のプレイヤーの宝箱コマはペナルティとして崩した人が受け取らなければならず、その宝箱コマの数が一定数を超えるとゲームオーバーとなってしまいます。簡単なルールで遊べるバランスゲームですね。人コマの重さによって辛うじて押さえられていた板カードが、人コマを動かしたことで一気に崩れてしまったりするのも楽しい。バランスゲームは簡単ルールで気軽に遊べるのも良いですよね。

「ヘックメック」……有名な名作ダイスゲーム。八個のダイスをふり、その合計値によって、イモムシが描かれたタイルを集めていき……集めたタイルに描かれたイモムシの数を競う感じのゲームです。八個のダイスをふり、一種類の出目をキープし、それからまた残りのダイスをふってを繰り返すわけですが、難しいのは、一度キープした出目は、以降もうキープはできないということ。また、合計値を確定した際、必ずイモムシの目のダイスを最低一個はキープしておかなければならないということ。ダイスをふった後、キープできるダイスがなかったり、イモムシの目のダイスを最後までキープできなかった場合は、そこで失敗となり、手番は終了することになってしまいます。高い合計値を目指してダイスをふっていき、でも失敗を避けるためにどこで合計値を確定させるのかを考える、その一種のチキンレースようなところが悩ましくも楽しいゲームでした。

「おしごとロボットメイドさん」……非常に軽いルールのカードゲーム。ロボットメイドさんの「おしごとカード」を集めることを目指すわけですが、おしごとを成功させるためには必ず「でんち」を支払わなければならず、また「おしごとしっぱいカード」を出したプレイヤーがいた場合は皆おしごとは失敗することになってしまう。おしごとに必要な「でんち」を補充するためには「じゅうでんカード」を出す必要があるのですが、「じゅうでんしっぱいカード」を出したプレイヤーがいた場合はやっぱり皆じゅうでんは失敗することになってしまう。他のプレイヤーがどのカードを出すかを予想しながら、「おしごとカード」を集めることを目指す、緩めの心理戦カードゲームでした。ロボットメイドさんのイラストも緩くて可愛く、イラストの種類も豊富なのがまた楽しいですね。イラストの効果もあって、失敗してもなんか笑って楽しめる感じのゲームでした。

 以上、4ゲーム。楽しいゲーム会でした。

 次回もよろしくお願いします。

 

 

「劇場版 空の境界 矛盾螺旋」

劇場版 空の境界」第五話。親を殺し、住んでいたマンションから逃げ出した少年、臙条巴両儀式と出会い、彼女に匿われることになった彼は、殺したはずの母親の姿を街で目撃する。ことの真相を知るため、式と共にマンションに戻ることになった彼だったが……といった感じのお話。

 今までのお話はどれも短めの小編といった感じでしたが、第五話は一本の映画として長さも内容も満足度の高いエピソードになっていましたね。少年の苦悩とその魂の昇華、切なくもきれいな別れと、作品としてほんとによくまとまっている感じでした。

 不気味さやおぞましさを感じさせる魔術の描写から、カタルシスを感じさせるバトルまで、伝奇アクションとしても見応え充分。

 良い作品だったと思います。

 

 

「ななついろ★ドロップス」第6巻

 最終巻。

 主人公の少年とヒロインの気持ちが通じ合い……少年が記憶を失いながらも、再びヒロインと結ばれるまでを、一冊かけて丁寧に描いた感じの最終巻でした。ほんとに初心な初恋物語

 悲しみや切なさに耐えながら、少年のことを思い続けるヒロインがとても可愛く魅力的に描かれていたと思います。

 おまけ4コマは気楽に読めて楽しい感じ。

 良い最終巻でした。

 

 

「アイドルマスター シンデレラガールズ アフター20」第2巻

アイドルマスターシンデレラガールズ」年長者組のお話。

 仕事の後、お酒と共に仲間と過ごしたり、自分の気持ちを切り替えたり、純粋に美味しいお酒で楽しい時間を過ごしたり。そんな大人たちの様子が穏やかな雰囲気で描かれています。

 私は下戸なのですが……こんな風にお酒が飲めたら楽しいのだろうなぁと思ったりもしました。