録画しておいたものを視聴。素直に面白いと思えた映画でした。
妻と愛人殺しの容疑で終身刑を言い渡された主人公。実際には無実でありながら刑務所に入れられ、荒んだ環境下に置かれながらも、決して絶望せずに状況を変えていく姿が印象に残ります。他の囚人からの暴力にも、刑務所所長や看守の暴力、裏切りにも心を折られるこなく、未来への望みを抱き続ける。「希望」というテーマ、メッセージ性は強いですが、それが決して押し付けになっていないのが素晴らしい。こういったテーマをきちんと伝えられるのが、物語の良いところですよね。
最後の海辺のシーンは感動的でした。それまでずっと暗めの画面だったこともあって、余計海の青が鮮やかに見えます。最初はそこまで描く必要はなかったのでは、と思ったのですが。でもあの海の青を見ると、物語の最後としてやはり必要なシーンだったのだと思わされます。
同時期上映の映画「フォレストガンプ」も昔見たことがあるのですが、個人的には「ショーシャンクの空に」の方がずっと好みです。今回見てそう思いました。物語としても純粋に楽しめますしね。
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余談。作中でレッドの台詞にあった収容病、人生を奪う終身刑については考えさせられますね。裁判員制度の問題もあり、裁判や刑罰も本当に他人事ではなくなってきてますしね。