録画しておいたものを視聴。
第二次大戦直前の日本、治安維持法で投獄された「父べえ」の帰りを待つ家族を描いた話。
第二次大戦の頃の日本を舞台にすると、反戦思想が全面に出てきてしまうことが多いのですが、本作は家族の物語とすることで、思想色をうまく薄めているように思えます。過酷な時代を、それでも明るさを失わず生きる家族と、それを支える人々。残酷なシーン等はなく、劇的な展開もない。静かに描かれていくのに、不思議と引き込まれる映画でした。
ただ終盤は駆け足すぎというか、蛇足のような気も。戦後のことは描かなくてもよかったのでは? テーマとして、最後の「母べえ」の台詞は必要だったのかもしれませんが……。
- 出版社/メーカー: 松竹
- 発売日: 2008/07/25
- メディア: DVD
- 購入: 1人 クリック: 19回
- この商品を含むブログ (6件) を見る
- 出版社/メーカー: 松竹
- 発売日: 2008/07/25
- メディア: DVD
- 購入: 1人 クリック: 63回
- この商品を含むブログ (69件) を見る