「ラヂオの時間」

　録画しておいたものを視聴。
　生放送のラジオドラマの放送直前、主演女優が役名に文句を言ったことをきっかけに、その場しのぎの変更を加えられていく脚本。コンクールで脚本を採用された主婦の気持ちも無視して、俳優やスポンサーの都合で脚本は放送中もどんどん変更されていってしまい……というドタバタ喜劇。
　生放送が終了するまでのドタバタ騒動が面白くて笑えると同時に、満足のいかない仕事でも責任があるからとやり遂げようとするスタッフの必死さには考えさせられたりもしました。そして物語の最後、脚本家の気持ちを考え、シナリオの最後を修正しようとする展開には熱さも。
　よくできた人情喜劇で楽しめました。

ラヂオの時間 [DVD]