ここ数日話題になっている、大津市の「いじめ」の話。学校や教育委員会の対応のあまりのまずさに、大騒ぎになっていますね。いろいろなところで連日語られ、大勢の人が憤りを覚えているようです。インターネットのブログ等だけでなく、私の会社でも話されていたりしますし。
それで、ニュースを見ていて改めて思ったのですが……学校内で起きた暴行や強盗を、「いじめ」と呼ぶのはもうやめた方がいいのでしょうね。今回の件も、普通の「いじめ」と呼べるものではない、犯罪と同じことが行われてしまったわけですし。子供の間で起きたことだからといって、問題を矮小化したりせず、被害者は救済し、加害者はきちんと取り調べるようになっていかないといけないのだと思います。
あと、子供の人権とか青少年の健全育成とか、普段からそういった主張をして活動している人たちは、今こそ積極的に動いて、学校や教育機関の改善を訴えるべきなのではないのでしょうか? 「いじめ」の問題に取り組まず、なぜ子供の人権を語れるのでしょう。明らかに子供に悪影響を与えている人たちを放置して、どうして青少年の健全育成などと言えるのでしょうか。
国の自殺対策にしても、こういった悲劇を減らすための対策をもっとやっていかなくてはいけないはずで……標語なんかを作っている暇があったら、具体的な対策にもっと時間を割いて頂きたいと思います。
今も問題の関係者は言い訳を続け、またはだんまりを決め込んでいるようですが……きちんとした解決を望みたいものです。