久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

「運命のボタン」

 録画しておいたものを視聴。
 ある一家に届けられたボタンのついた箱。そのボタンを押せば大金が手に入るが、その代わり見知らぬ誰かが死んでしまうという。その箱を渡された一家は、奇怪な出来事に巻き込まれていくのだが……。
 劇場公開時のCM等では、他人の死と引き換えに大金が手に入るボタン、そのボタンを押すか押さないかで苦しむサスペンスであるかのように紹介されていたと思うのですが……でも実際には、ボタンを押すか押さないかで悩むのは前半部分だけで、どちらかといえばボタンについての選択をした後、襲いかかる運命に対しての夫婦の行動が物語の中心となっていました。物語の雰囲気も、サスペンスというよりもオカルトホラーといった感じでしたね。
 いろいろ思わせぶりな描写があり、SFやオカルトの設定を匂わせるところも多いのですが……確かな説明はないまま終わってしまうので、ちょっと不条理劇っぽい感じも。
 期待していた内容と違っていたこともあって、個人的にはあまり楽しめませんでした。

運命のボタン [DVD]

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