3月20日、友人たちと新宿で見てきました。神山健治さん監督のオリジナルアニメーション。
機械が発達し、魔法の存在が否定されている世界の物語を夢で見ている少女、森川ココネ。ある日、父親の持っていたタブレットを狙って、怪しい男たちが現れるのだが……という物語。
一応、家族の再生の物語ということになるのでしょうけど……主人公の少女が、自身の境遇や出自にほとんど悩んでおらず、半ば流されるように動いているので、ちょっと感情移入しづらい感じでした。
現実世界と夢の世界の関係性も弱く、見ていてちょっとすっきりしない感じを受けたりも。夢の世界の描写とか、巨大ロボットのアクションとか、その辺は面白かったと思うのですけどね。
平和な世界の優しいお話ではあって、すんなり飲み込める物語ではあるのですけど……若い人や、アニメをあまり見ない人がどういう感想を抱くのか、その辺がちょっと気になったりもしました。