隣のコンビニ前にゴミ箱あるのに

　事務所の用事で某銀行のATMに行ったら……操作するところがゴミに埋もれてました。飲みかけのペットボトルのジュースやら丸めた雑誌やらが周りに散乱した状態で。紙ごみが散らかっている程度なら仕方ないとも思えますが、さすがにこれは……。
　半分以上中身が残ったペットボトルを置いていくというのも、いったい何を考えているのか……よほど味が好みではなかったのでしょうかね？
　あとで掃除をする人も大変ですね、ほんとに……。

「RUN RUN RUN」山下卓

　高校生の少女、ヘルプ要員になりつつあるキャバクラ嬢、三十路手前の女性編集者。傷と苦悩を抱え、限界を感じていた三人が偶然出会い、短い逃避行の旅に出ることになる……というお話。
　最初はぎくしゃくし、旅に出たことを後悔したりもしていた三人が、徐々に打ち解けていく過程が良いですね。旅の中で大きな事件が起きるわけではないのですが、些細な会話によって徐々に距離が縮まり、それとともに各人が自分の問題を振り返り、向き合っていく過程が自然に描かれています。
　心の再生の物語。最後もさわやかです。

RUN RUN RUN (徳間文庫)