久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

『BLACK BLOOD BROTHERS』

 原作未読、情報未入手の状態で視聴しました。辛うじて、吸血鬼ものらしいということは知っていましたけど。
 一話だけあって絵はキレイだし、戦闘シーンもよく動いていますが……原作未読者にはちょっと不親切な作りかな? 冒頭の戦いからいきなり場面が変わり、時間もとんでしまうので、見ていて少し混乱してしまいました。あの構成だったら、最初の戦いが終わった後でタイトル入れた方が良かったんじゃないでしょうか。あと、戦闘シーンはありますけど、相手が主人公にとっては格下のような敵なので、見せ場らしい見せ場がないのもちょっと物足りない。カーサとの戦いも不完全燃焼ですしね。
 そういった点で、今一つ盛り上がりに欠ける一話のような気がしましたが、全体の雰囲気は嫌いではありません。なんというか、昔、富士見ファンタジア文庫ライトノベルを夢中で読んでいた頃を思い出させるような、そんな楽しさが感じられます。
 そういうわけで、視聴継続。これからの展開に期待してます。余裕ができたら、原作もちょっと読んでみたいかな。

BLACK BLOOD BROTHERS 第1巻 [DVD]

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 余談ですが、沢城みゆきさんの演技力はほんとすごいなぁ、と。芸幅の広さに驚かされます。エンドクレジット見るまで、カーサが沢城みゆきさんだとは気づきませんでしたから。この前に、録画しておいた『うたわれるもの』と『おとぎ銃士赤ずきん』見ていたというのに……。

 余談二。こういう吸血鬼ものの作品を見ていると、自分でも書きたくなってきてしまいますね。でも、今からアマチュアが新しい吸血鬼ものを書くというのは、やっぱりひどく勇気がいるというか……誰かの二番煎じ・パロディにしかならないんじゃないかと思ってしまうので、どうしても躊躇してしまいます。吸血鬼ものって、すごく魅力的な題材なので、いつかは書きたいと思いはするんですけどね……。