久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

「キカイはどこまで人の代わりができるか? 職人ロボットから医療ロボットまで 人の暮らしを変えたキカイたち」井上 猛雄

 ロボット技術に関しての入門書。ロボット技術の発展や、ロボットの機構について軽く解説した後、現在利用されているロボット、開発が進んでいるロボット等が紹介されていきます。
 ロボットスーツとして有名なサイバーダインの「HAL」も紹介されていますね。悪環境の建設現場でもボルト締めなどができるヒューマノイドロボット「HRP-3 Promet Mk-?」なんてものも紹介されていましたが、写真だけ見ると、どこの宇宙刑事のパートナーですか、と思ってしまいました。二足歩行にこだわる理由はちゃんとあるんですけど、頭部のデザインなんかは開発者の趣味なんじゃないかと思ったり。
 図や写真が多くて、読みやすいので、雑学書として丁度よい本かもしれません。ただ、新書サイズで横書きは読みにくい気が。あと、誤字脱字がちょっと多かったと思います。そこは残念でした。