第3巻は、ほぼ「綿流し編」の裏側を描いたような形になってますね。全体の真相はわからないまでも、「綿流し編」で起きていたことはだいたいわかる作りになってます。
追い詰められた詩音が、復讐心も手伝って凶行を働いていく流れなので、詩音に感情移入できないとちょっと厳しい内容かもしれません。人を陥れるようなこともしてますしね。周りにも問題はありますけど。
感情の起伏が激しいというか、描写に大げさなところがあって、そこはちょっと残念に感じました。もうちょっと落ち着いた描写でもよかったのではないかなぁ、と。静かなシーンとのギャップが大きすぎて、作品の中に入り込みづらくなってしまってますので。真相を知っていると特に。
次巻で「目明し編」も完結。最後の語りをどうまとめるかに期待。
ひぐらしのなく頃に解 目明し編 3 (ガンガンWINGコミックス)
- 作者: 竜騎士07,方條ゆとり
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2007/12/22
- メディア: コミック
- 購入: 4人 クリック: 98回
- この商品を含むブログ (78件) を見る