久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

「ひぐらしのなく頃に 鬼曝し編」1巻

 雛見沢大災害後、村の外で起きた事件を描いた外伝コミック。
ひぐらしのなく頃に」の魅力の一つである、日常とその後の惨劇とのギャップはよく描けていると思いました。少女マンガのような幸せなシーンから、一転暗く異様な非日常へと切り替わるところは良いですね。凄惨なシーンの描写も、関連コミックの中では一番上手いと思えました。適度に怖くて、また気持ち悪い感じで。
 ただ、キャラクターにはちょっと感情移入しづらかったです。その点では、キャラの性格を示す日常の描写がちょっと足りなかった気もしました。そこはちょっと残念。