最終巻。バランスよくオタクの楽しさと痛さを描き続けてきた4コマも完結です。
最後まで本当にバランスの良い漫画でした。オタクを美化したり賛美したりすることもなく、かといって自虐しすぎることも批判しすぎることもなく。苦笑いしながら「あるある」と思ったり、笑いながら「そうそう」と思える内容の漫画でした。男オタクにとっては、BLネタ等は理解できないところもありましたけれど。
業界ネタに触れつつ、いつまでも続いてきそうな漫画だっただけに、完結は残念。でも終わり方がいつものノリであっさりしているためか、寂しいとはあまり思わなかったり。
作中の台詞にもありましたが、ずっと「終わらない文化祭」を楽しんでいけるのはオタクの良いところ。いろいろある世の中ですが、せめて自分の趣味ぐらいは楽しんでいきましょう。
- 作者: 阿部川キネコ
- 出版社/メーカー: ワニブックス
- 発売日: 2009/10/24
- メディア: コミック
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