アニメ完結にあわせるように、コミック原作も完結。アニメと同時完結って、最近多いですね。
最終巻ですが、最後まで雰囲気はいつもと変わらず。緩い雰囲気の中、いつもの日常が語られています。アニメではあまり描かれなった、受験、クリスマス、年末のお話も。梓とムギのお話とか、唯憂和の話とか、今まであまり中心になっていなかった組み合わせのお話もありました。
緩くまったりな日常4コマですけれど、それでも卒業のお話は切ない。唯たち4人は同じ大学に行きますし、梓には憂と純がいますけれど。それでも、当たり前のように放課後ティータイムのメンバーが集まっていた、あの放課後の音楽室の時間は確実になくなってしまったわけで。学校を卒業して何年もたつと、あの仲間が当たり前のように集まっていたたまり場というものが、どれだけ貴重なものだったのかわかるだけに、読んでいて切なくなってしまいます。高校の頃が懐かしいなぁなんて自分の昔を思い出したりも。
アニメ最終話の感想でも書きましたが、憂と純が入った軽音部と、学校を出た唯たち4人が別に描かれている分、アニメ最終話よりも原作の方が卒業と別れを意識させる作りになっていると思いました。描こうと思えば大学編等も描けたのでしょうけれど、最初のテーマと雰囲気を守って、唯たち4人の卒業でキレイに幕を閉じたのも良かったと思います。
- 作者: かきふらい
- 出版社/メーカー: 芳文社
- 発売日: 2010/09/27
- メディア: コミック
- 購入: 27人 クリック: 510回
- この商品を含むブログ (188件) を見る