「オーガスト」のアダルトゲーム、「穢翼のユースティア」のアンソロジー。今までの「オーガスト」の作品のような、学園等を舞台に大勢のヒロインがいて……というお話ではないためか、お話のネタに苦労されているような印象を受けてしまいました。なかなか和やかなお話を作りにくい世界ではありますしね。原作の構成上、ヒロイン同士の絡みも難しいですし。
サブキャラの出番が多く、逆にメインヒロインの影が薄いような印象も。エリスや聖女イレーヌのお話ももう少し見たかったです。いえ、各ヒロインがネタの中心になっているお話もあるのですが……印象に残らないのはなんでなんでしょう?
もう一冊ぐらいアンソロを読みたい気もしますが、ネタ的に厳しいかもしれませんね。作品の舞台や題材を考えると、アニメ化等も難しそうです。
穢翼のユースティアコミックアンソロジー (IDコミックス DNAメディアコミックス)
- 出版社/メーカー: 一迅社
- 発売日: 2011/07/25
- メディア: コミック
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原作ゲーム自体は、一昔前のライトノベルの王道ファンタジーを思わせて、私は結構お気に入りです。お話の中心となる舞台を変え、少しずつ世界の真実に近づいていくような構成が良かったと思います。