録画しておいたものを視聴。
湾岸戦争で戦死し、名誉勲章の候補者となった救出ヘリの女性パイロット。その調査を命じられた主人公は、関係者の証言の食い違いに気づく。湾岸戦争で誤射によって親友を死なせてしまいながら、軍の命令によって事実を語ることを許されず苦しむ主人公は、真実にこだわり、調査を続けていくのだが……。
異なる証言によって真実がわからなくなっていく様子は、確かに「羅生門」を思い出させるところがありますね。女性パイロットは英雄だったのか、それとも臆病者だったのか……。
自分自身の過ちを遺族に語ることも許されないという苦しみ、それ故に余計真実にこだわってしまうという主人公の描き方は上手いと思います。ただ、戦争そのものについては無批判であったり、軍人の誇りの描き方等がアメリカ映画の典型だったりするので、そこにちょっと引っかかってしまうところはありますけど……。
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