久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

「ナイト ミュージアム2」

 録画しておいたものを視聴。
 自然史博物館が改装されることになり、多くの展示物がスミソニアン博物館に保管されることになってしまう。だが、展示物の一つである猿のいたずらで魔法の石版も一緒に運ばれてしまい、そのためにスミソニアン博物館でも騒動が起きてしまうことに。主人公は展示物の一つである人形から連絡を受けて、また騒動を収めるために奔走することになるのだが……。
 前作と比べると、ワクワク感は今一つ。よく出来た博物館の資料が、夜中人のいない時に自分の意思で動いていたら……という、誰もが一度はする想像を描いたという点に、前作の面白さがあったと思うのですけど。昼間は大勢の人で賑わっていた博物館で、人が姿を消した夜中に、今度は展示物たちが大騒ぎをしているという、その楽しさ。でも本作では、それがあまり感じられなくて……多くの展示物が出てきますが、なんというか、博物館の資料という印象が弱いんですよね。対立する相手も、たまたま出てきた悪役といった感じを受けてしまいましたし。
 1作目を越えるのはやっぱり、なかなか難しいなぁ……なんて思ったりもしました。