久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

「屍鬼 上巻」小野不由美

 積み本消化。発売当時買ったものなので、あの分厚いハードカバー版です。何年積んでいたんでしょう……。
 土葬の習慣が残る村、外場村。村唯一の病院の院長である尾崎敏夫と、僧侶の室井静信は、不自然な死が村で続いていることに気づき、疫病を疑い調べ始めるのだが……。
 村の人間関係や生活の様子、雰囲気、徐々に広がっていく異変、異常に気付く人々の姿が、非常にじっくりと丁寧に描かれている作品。
 誰もが村の異常に気付き始めたところで……下巻へ続く。

屍鬼〈上〉

屍鬼〈上〉