久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

「ソードアート・オンライン」最終話

 オンラインRPGを舞台にした冒険譚、完結。
 命をかけたゲームに参加することになってしまった少年キリトと、ヒロインアスナの出会いと絆が描かれていた1クール目の「アインクラッド編」。新たなゲーム世界で、アスナを取り戻すためのキリトの戦いが描かれていた2クール目の「フェアリィ・ダンス編」。それぞれに見所があって、半年間大変楽しめました。
 個人的な好みでは……命がけのゲームの緊迫感と、その中で築かれていく人間関係や、キリトとアスナが結ばれる過程が丁寧に描かれていた「アインクラッド編」の方が好きですね。「フェアリィ・ダンス編」の方は、キリト=和人の妹である直葉の心情が丁寧に描かれているのは良かったのですが……「アインクラッド編」と比べると、やっぱり緊迫感や緊張感が欠けているところがあり、そこがちょっと物足りなく思えてしまいました。
 キリトがぶれることなく、一途にアスナのことを思っているのは大変良かったと思います。主人公とヒロインの関係が丁寧に描かれている物語は、見ていて気持ちが良いですね。
 最後はきれいなハッピーエンド、大団円でした。

 積んでしまっている原作小説も、ちゃんと読んでいきたいですね。「アインクラッド編」が好きなので、「プログレッシブ」の内容が気になります。