日経新聞朝刊で連載されていた久間十義さんの「禁断のスカルペル」が、先日最終回を迎えました。
女医の不倫と離婚、病気腎移植に関する問題と対決、そして震災……多くの事件が描かれていて、毎回続きが気になるお話になっていたと思います。ちょっとテレビの連続ドラマっぽい雰囲気もあるように思えました。
最後はかなりあっさりした終わり方でしたね。娘との再会から移植手術まで、もう少し心情を詳しく描いて欲しかったなぁと思ったりも。
病気腎移植の描き方については、実際の事件をモデルにしているだけに、賛否あったようですが……いろいろと考えさせられましたね。
主人公の東子については、正直、最後まで好感は持てませんでしたが……女性の読者にとってはどうだったんでしょう?
何はともあれ……一年近い連載、ありがとうございました。
6月からは、宮部みゆきさんの「迷いの旅籠」が連載開始です。