日経新聞夕刊で連載されていた、朝井まかてさんの「秘密の花壇」が先日最終回を迎えましたね。
「南総里見八犬伝」を書いた滝沢馬琴の生涯を描いた物語。様々な苦難に襲われ、幸福は長く続かず、老境に至っても穏やかな生活など程遠く……それでも家を守るため、そして戯作者としての生き方を貫くため、物語を書き続けた滝沢馬琴。その生き様が強く胸を打ち、心に残る小説でした。
「南総里見八犬伝」は非常に有名な作品ですが、きちんと目を通したことはないので……いつかちゃんと読んでみたいなぁと思ったりもしました。
２０２１年１月４日からは、荻原浩さんの「ワンダーランド急行」の連載が始まります。
