久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

青少年健全育成条例について。

 さて、今週大騒ぎする原因であった青少年健全育成条例。ここ数日、情報が錯綜していた感じもありましたが……一応、継続審議ということで決まったようです。あくまで先延ばしになっただけのことであり、安心できるものではないのですが。
 2月末頃からブログ等で話題が広がり、3月になってから抗議活動が活発になり、先週末辺りからは大勢の有名な方や団体が反対意見を表明して下さるようになって。結果だけ見ると、抗議や意見の効果があっての継続審議にも思えますが……本当にそうなのかなぁと、いろいろな噂を聞くと疑問に思ったりもします。陰謀論めいていて嫌なんですけどね、憶測にすぎませんし。
 まぁとりあえず……皆さん、お疲れ様でした。非実在青少年という単語が話題になる前から、ずっと継続して活動を続けていてくださった方々には、お礼を。その方々の情報が届いたからこそ、危険に気づくことができたわけですし。今回、新聞等の報道は本当に遅かったですからね。
 ……それにしても、規制派の方々は、本当に「我々が規制して、導いてあげている」と思っているのですね。議事録等を読むと、本当に驚くような発言がありますから。10年近く前、司書資格を取得した際のこと。規制や検閲について勉強したとき、テキストに書かれていた強い批判や警鐘を、今になって心底実感させられている気分です。 

「空色スクエア。」2巻

 記憶をなくした少女深雪と、アイドルになった少女文香。二人の幼馴染との微妙な三角関係を描いた恋愛モノ。始終緊張感があるというか、重い空気に包まれているような雰囲気の作品で、ラブコメというにはちょっと重い印象。文香の事情も全部が明かされているわけではないようですし……今後どうなるのか、展開が楽しみです。
 新キャラゆりあは、物語を動かす上で良いキャラ。修一を嫌って言いたいことを言い、深雪と友人として仲良くなり、文香を先輩として慕って気遣い。三人にうまく関わって、物語を動かしていますね。

空色スクエア。 (2) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)

空色スクエア。 (2) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)