久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

2006年12月分感想

 元旦からなんですが、先月読んだコミックの感想を少し。

鬼ごっこ 1 (IDコミックス REXコミックス)

鬼ごっこ 1 (IDコミックス REXコミックス)

 同人誌の頃から好きだった作家さんですが、ついにオリジナルで単行本を出してくれました。嬉しいです*1
 妖怪に抗する力に目覚めてしまった少女が、妖怪と悪魔の戦いに巻き込まれていくお話。伝奇ものですね。結構凄惨な描写も多いのですが、合間合間に軽めのシーンや会話が入るので、丁度いいバランスが保たれています。
 服の皺の描写がエロいのは同人の頃から変わらず、ですね。表情もですが。
 悪魔っ娘が一巻で退場というのは、早すぎの気もします。でも、変にお話がモタモタするよりは良いのかな。
 次の巻では妖怪の里へ行くようですが。伝奇ものは好きなので、2巻も楽しみです。


EREMENTAR GERAD 8 (BLADE COMICS)

EREMENTAR GERAD 8 (BLADE COMICS)

 積ん読消化。レンは病気で倒れ出番がほとんど無く、クーは弱くてぱっとせず……主役二人がほんとに活躍しないマンガですよね。あと、結構容赦なく人が死にますよね……ココウェットとグレイアーツの二人は好きだったのに。巻末の設定見てたら泣けてきましたよ。


ああっ女神さまっ(34) (アフタヌーンKC)

ああっ女神さまっ(34) (アフタヌーンKC)

 前半は千尋さんのお店の話、後半はスクルドと仙太郎くんのお話の34巻。田宮先輩や大滝先輩、それに仙太郎くんの姿を見たの、かなり久しぶりの気がします。バイクのこだわりについてはあまり分からないのですが、キャラクター同士のやり取りはやっぱりいいなぁと思ったり。「女神さまっ」は、こういった日常のお話の方が楽しいと思います。


よつばと! (6) (電撃コミックス)

よつばと! (6) (電撃コミックス)

 夏休みの終わりと同時に完結してしまうのではないかと心配していましたが、九月以降もお話は続いてくれるようで嬉しい限り。
 よつばと周りの大人や子供たちの日常がとても楽しいです。よつばの突飛な言動を受け止めつつ、度が過ぎたときはちゃんと叱れるとーちゃんがステキですね*2。そういうところも描かれているから、よつばの言動を読者も受け止めることができているのだと思います。子供がただ勝手をしている姿を描いているコミックって、読んでいて苛立ったりすることもありますから。「よつばと!」にそういう苛立ちを感じないのは、周りの大人をきちんと描いているからでしょう。
 7巻も楽しみです。

*1:別名義の作品については触れない方向で。

*2:この巻だと、よつばが勝手に自転車で遠出したときとか