久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/諸諸感想・レビュー等

「地図のファンタジア」尾崎幸男

 地図や測量に関しての蘊蓄雑学本。歴史の流れを変えたかもしれない誤測。コロンブスの新大陸発見に関する話。「宝島」や「紅はこべ」等の小説に出てくる地図を、もし実際に作ろうとしたらどれぐらいの経費がかかったのかという話や、四色問題の話等。
 小説に出てくる地図への突っ込みは、ちょっと野暮かなぁと思いつつ……でも実際に地図を作ることの大変さが伝わってきたりもしました。
 軍事機密としての地図、海外で地図を買うことの難しさに関する話も書かれていましたが……インターネットで検索できる現在では、その辺の事情も昔とは大分違ってきているのだろうなぁと思ったりも。
 気軽に見ている地図について、いろいろ考えたり想像させられたりする本でした。

地図のファンタジア (河出文庫)

地図のファンタジア (河出文庫)