久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

「ギルティクラウン」最終話

 ウイルス災害によって荒廃した近未来の日本を舞台にした、一種の超能力モノ、完結。生物の進化と淘汰というSFらしい設定もありましたが、お話の方は、事態に翻弄される少年少女たちの物語だったように思えます。
 本当に最後の最後まで、皆が煮え切らないというか、気持ちや意思が定まらないまま物語が流れていっているように感じました。何かを決意したかと思ったら、すぐにそれが崩れてしまったり、簡単に人の気持ちを裏切ってしまったり。それを少年少女らしい未熟さ故と捉えるかどうかで、作品への評価も変わりそうな気がします。
 映像の方は、最後までずっとクオリティが維持されていて、素晴らしかったですね。テレビ放映のアニメで、これだけ画が崩れないというのはすごいと思います。
 OPは、1クール2クールともに好み。EDは1クール目の方が好きです。