久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

「花の詩女 ゴティックメード」

ファイブスター物語」ファンのための映画でしたね。永野護さんのコミックをそのまま映像化しているかのようで。キャラクターの表情、動き、メカの描写に画面の構図……ほんと、永野護さんのコミックがそのまま動いているかのようでした。
 物語自体も、「ファイブスター物語」と関連のあるもので……聞き覚えのある単語が出てくる度に、ついニヤニヤしてしまいました。
 ただ、映画として考えると、ちょっとお話には物足りないところもありましたけれど……都へ旅する「詩女」の少女と、彼女を護衛する皇子。最初は反発し合っていた二人が、旅の中でお互いを認めるようになっていき、そして二人は敵と対峙することになる……お話自体は王道なのですが、クライマックスがあっさりしすぎていて、物足りなかったです。もう一波乱欲しかったというか……ゴティックメードの戦闘も、もう少し見たかったですね。
 そういった不満点もあるのですが……でも学生の頃、「ファイブスター物語」に魅せられていたファンだったので、コミックの雰囲気そのままに永野護さんのキャラやメカが動いているのを見られただけでも、楽しく思えてしまったりしました。
ファイブスター物語」のファンだった方は、同じファンの方を誘って、一緒に見に行かれてはいかがでしょうか。鑑賞後はきっと、いろいろ思い出を語りたくなってくると思います。

花の詩女 ゴティックメード オリジナル・サウンドトラック

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 昔の「ファイブスター物語」の映画も、またちょっと見たくなったりも。

ファイブスター物語 [DVD]

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