久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/諸諸感想・レビュー等

「やさしいセカイのつくりかた」3巻

 青年講師と二人の女子高生を中心とした、学園恋愛物語第3巻。
 自分の研究プロジェクトを乗っ取った教授の真意を知り、自分がどうしていくべきなのか悩み始める悠。悠とハルカの関係を応援しながら、友人たちの様子を心配する葵。葵に応援されながらも、肝心なところで素直になれないハルカ。三人の微妙な関係の描き方が非常に上手く、自然と物語に引き込まれていきますね。
 恋愛経験豊富で気が強く、自由に生きているように見えた冬子の過去と心情も語られ、そんな彼女が悠の恩師でもある小野田先生に惹かれ、近づこうとする様子も描かれていきますが……あまり幸せになれる流れではないので、今後どうなってしまうのか、非常に気になります。
 悠の方も、3巻の最後で百合音の家に泊まることになってしまい、そして……と、意外というか、いろいろトラブルになりかねない展開へ。女性慣れしていない悠だけに、こっちもどうなってしまうのか……。

 今月発売予定の「電撃大王ジェネシス」には、丁度3巻の続きの話が載るはずなんですよね。続きが気になるので、発売が待ち遠しいです。