久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第二章 発進篇」

 6月25日、友人たちと新宿で見てきました。「宇宙戦艦ヤマト2202」第二章。ヤマトの発進と、最初の戦い。
 改めて……「宇宙戦艦ヤマト」って、ロマンのお話なんだなぁと思ったりしました。宇宙を行く、地球最後の希望の戦艦。戦艦一隻で戦いを続け、運命に挑むとか、本来は無理のある設定なのですが……でもやっぱりそこには確かなロマンがあって。そのロマンを語る物語なのだと思いました。ただ、一昔前ならそのロマンを素直に描くだけでも良かったのでしょうけれど、現代だとそれでは説得力に欠ける作品になってしまい、見ている側も感情移入できなくなってしまうので……「2202」は現代でも通じる作品になるよう、物語の展開やキャラクターの感情の流れを丁寧に描き、きちんと段取りを得てお話が進むようになっていますね。丁寧すぎて、ちょっとテンポが悪くなってしまっているように思えるところもありましたが。
 本格的な戦いが始まり、ヤマトの旅が描かれていく次回以降がどんなお話になるのか。続きを見るのが楽しみです。

 以前の作品も、いずれ見てみたいですね。