久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

「ラヴィアンドール」第1巻

 魔法少女同士の戦いを描いた伝奇活劇。

 引っ込み思案で友達もほとんどいない中学生の少女、春野かすみ。自分の性格や境遇に対して内心ぼやくばかりだった彼女は、ある日、行方不明の父親の名前で送られてきた荷物を受け取る。中に入っていたのはアンティーク調の手鏡と小さな指輪。それを身につけてしまったかすみは、手鏡と指輪を取り戻そうとする謎の組織と、彼らが操る魔法少女に狙われることになってしまうのだが……といったお話。

 1巻はまだ導入部といった感じではありますが、テンポよく進んでいくお話は面白かったです。コミカルな描写がありつつも、容赦なく人の死が描かれる作品でもあり……1巻の最後の展開は悲しかったです……。