「ジョジョの奇妙な冒険」第6部のアニメ作品。
交通事故を起こした恋人を庇ったために刑務所に収監されることになってしまった、空条承太郎の娘、空条徐倫。スタンド能力に目覚めた彼女は、謎の敵に奪われてしまった父親のスタンド能力と記憶の「DISC」を取り戻すために、仲間と共にスタンド使いと戦っていくことになるのだが……といった感じのお話。
「ジョジョ」らしい不気味な雰囲気と緊張感、戦いの知略と駆け引き等が堪能できる作品でした。理想的なアニメ化といった感じでしたね。
3クール目は……得体のしれない運命というか、正体の見えない何かに徐倫たちがずっと絡めとられているかのような息苦しさを感じさせられるようでもあり……最終話、ほとんど泣きっぱなしだった少年エンポリオが見せた意志の力、それによるカタルシスで、ようやく解放されたような気持ちになりました。
ジョースター家とDIOの長く続く因縁の物語が終わりを迎え……「ジョジョの奇妙な冒険」として大きな区切りとなった第6部。学生の頃ずっと好きだった作品だけに、感慨深い気持ちになったりもしました。原作コミックを読み返したくなったりもしますね。