久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

『ARIA』9巻

 なぜか8月発売と思い込んでいたので、本屋で見つけたときはちょっと驚きました。
ARIA The NATURAL』13,14,15話の元になったお話が収録されているわけですが、コミックスで読み返してみると、「自分ルール」は原作ではすごくあっさりしたお話なんですよね。普通にやったらアニメの1話には満たない分量なわけですが、アニメスタッフはうまくお話を膨らませていたと思います。こういった原作のアレンジは、アニメ版『ARIA』のスタッフはほんとに上手だと思います。不満なのはアルくんの扱いぐらいでしょうか。原作『ARIA』2巻収録の、「星の謳声」を削ったことはちょっと恨んでいたりするので。きのこ鍋だけ別のエピソードに入れられても……というか、SF設定はみんな嫌い?
 話を9巻に戻すと……この巻で一番好きなのは、「お月見」のお話ですね。藍華の表情の移り変わりがすごいかわいいし。少女マンガみたい。このお話はアニメでちゃんとやって欲しいですね。
 そういえば、第二期の最終回にはどのエピソードをもってくるんでしょうね? 第一期の最終回は、現実の年末とシンクロさせて、「アウグーリオ・ボナーノ」をアレンジしたお話をもってきたわけですが。あの終わらせ方は本当に素晴らしかった。第二期の最終回も、うまくやってくれることを期待してます。

ARIA 9 (BLADE COMICS)

ARIA 9 (BLADE COMICS)