久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

「ひぐらしのなく頃に解 罪滅し編」1巻

 解答編第2作「罪滅し編」のコミック版。「目明し編」同様、様々な思いからヒロインが狂気に陥り、凶行を働いていく姿が描かれています。
 解答としては、「鬼隠し編」の真相、及び「祟殺し編」の一部が想像できるようになっています。同時に、既存のミステリーや陰謀論、伝奇作品への皮肉みたいなものもこめられている気がします。その辺は、次の巻から徐々に描かれていくはずですが、1巻はまだ「罪滅し」の導入部分。最初の凶行で次に続くとなっていますね。
 全体的に、出題編同様うまくコミカライズされているので好印象。部活シーンは、やはりこれぐらいの分量の方がバランスがいいと思います。好みにもよるんでしょうけど、原作はちょっとオタクネタが多すぎますし、くどいと思うので。日常シーンが削られているといっても、抑えるべきところは抑えられていると思いましたし。
 残酷シーンはちょっとわざとらしく感じるところもありましたが、コミックとしてはよいかな。虫が苦手な私にとっては、あのシーンはきつかったです。

ひぐらしのなく頃に解 罪滅し編 (1)

ひぐらしのなく頃に解 罪滅し編 (1)

 連載の方はもう終わったのかな? 「目明し編」は完結してましたけど。「皆殺し編」の連載は決まったようです。ついにあの方も登場ですね。