久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

「まだ人間じゃない ディック傑作集4」フィリップ・K・ディック

 積読消化の古典SF。8編プラス解説を収録。
 割とストレートで、わかりやすいお話が多かったと思います。
「干渉する者」「かけがえのない人造物」「小さな町」が楽しめました。今読むと、ちょっと古く感じてしまうところはありますけどね。
 表題作である「まだ人間じゃない」は、今読むと描写が直接的すぎる気もしますね。生後堕胎とか。でも、子供に対する大人の振る舞い、価値観等について、考える一助にはなると思いました。

まだ人間じゃない (ハヤカワ文庫 SF テ 1-19 ディック傑作集)

まだ人間じゃない (ハヤカワ文庫 SF テ 1-19 ディック傑作集)

ディック傑作集〈4〉まだ人間じゃない (ハヤカワ文庫SF)

ディック傑作集〈4〉まだ人間じゃない (ハヤカワ文庫SF)