コミック版第2巻。大河と竜児の仲が誤解されるところから、亜美転校までのエピソードを収録。ほぼアニメと同じ展開ですね。*1
一応見所は、大河が北村に告白して振られ、そして竜児が大河の側にいることを決意するところになるのでしょうが……個人的にはその前の、誤解された二人がファミレスで語り、その後溜まった気持ちを叫びながら電柱を蹴るシーンが一番でした。凶暴に振る舞いながら実は傷ついている大河の内面がよく描かれていて。このシーン、キャラ萌えに対してのカウンターでもありますよね。その気持ちを受け止める竜児も良かった。男主人公にきちんと感情移入できるのが素晴らしいなぁと思ったりもしました。
特装版の小冊子は参加者が豪華。みつみ美里さんや蒼樹うめさんがカラー口絵を描いていたり、田中ロミオさんが短編小説を寄稿していたり。ちょっと同人誌っぽい気もしましたけどね。
原作小説、アニメ共に来月で完結してしまうのが、ちょっと不安の種だったりもします。この手のメディアミックスは、一つ完結すると他のものも一気に終わらせようとする傾向がありますからね。最後まできちんと描いてくれると嬉しいのですが……。
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*1:コミック版では抜かされたアニメ第3話は、アニメオリジナルの回らしいので、正しくは原作通りと言うべきなのでしょうけど。原作小説は未読なので、正確なところはわからないですが。何人もの友人に勧められていますし、原作小説も読んでおきたいとは思うのですけどね……。