「嫌われ松子の一生」 - 久道進の日記帳

　録画しておいたものを視聴。
　ミュージカル風の演出、原色で派手な色彩やアニメ演出等に、最初は苦手なタイプかもと思っていたのですが……見ているうちに画面に引き込まれてしまいました。すごい上手いです。
　ともすれば暗くなりがちな、典型的ダメ女松子の転落人生を、コミカルな演出によって暗いだけのものにしていない。それでいて、画面演出がコミカルであればあるほど、その悲惨さがより伝わってくるようにもなっていて。これは本当に上手いなぁと思いました。
　最後の階段を上がっていくシーンは、切なくもなんかほっとするようなところもあって。名シーンですね。
　良いものを見ました。