「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」最終話

　BSでの放送終了。子供の頃事故で死んでしまった、仲良しグループの少女。彼女の霊が現れたことで、バラバラになってしまった友人たちがまた集まり、それぞれの気持ちやトラウマと向き合うことになっていく……というお話。
　非常に私好みのお話でしたが、終盤はちょっと駆け足気味で、そこが残念でした。最終回で一気に皆が自分の気持ちを語ってしまうのは、ちょっと強引というか、急すぎるというか。それまでの、皆が衝突と理解を繰り返している流れは良かったのですけど。完全に離れることもできなければ、かといって和解することもうまくいかない、微妙な擦れ違い。その関係の描き方がよかっただけに、やはり最後の展開は少し残念でした。
　でも全体としては非常に面白い作品でした。OPEDの曲も良かったです。長井龍雪さんの次回監督作品が楽しみですね。「超電磁砲」の２期も作って欲しいものですが……そっちは原作次第でしょうかね……。