「アイドルマスター」

「コンプエース」に連載されていた、「アイドルマスター」のコミック版。全１巻。公式のコミカライズとしては、恐らく一番最初のものだと思います。
　ライバル事務所の謀略によってアイドルたちやスタッフを引き抜かれ、社長も失踪してしまった７６５プロ。そんなピンチの中での、残された新人プロデューサーと新人アイドルたちの交流と奮闘が描かれています。
　テンポよくお話が進んで、キャラの描写も悪くなかったと思うのですが……お話を充分に描ききる前に唐突に終わってしまいました。多分、新人アイドル全員のプロデュースを決める最初の合宿の後、ライバル事務所との対決を絡めながらの各キャラの個別エピソードを描いて、最後に全体のまとめのお話に入る……という構成にする予定だったのだと思うのですが……何かの事情があったのか、ほんとに唐突に終わってしまいました。
　せめて全２巻ぐらいで、ちゃんと描いて欲しかったですね。ちょっと残念。

アイドルマスター (角川コミックス・エース 186-1)