美大生の青年哲生と、画廊に勤める和服美人晶の恋愛を描いた物語。
晶と付き合いながらも、町で見かける女性「はなみ」にも惹かれてしまう哲生。良い絵が描けそうという気持ちからと言いつつ、友人の森が「はなみ」=華海と付き合い始め、それを紹介されると、茫然としてしまう……結局哲生は「はなみ」を女性として見ていたのか、そうでなくても奪われてしまったと思ってしまったのでしょうけど……どうしようもない男の身勝手さですね。心情的に理解できないわけではないのですが……。
華海と森が付き合い始めたことで、今後哲生とのやり取りも増えていきそうですが……どうなるんでしょうね? 森は始終女性と付き合ったり別れたりを繰り返しているようなところがあるので、このまま普通に森と華海が付き合っていくという展開にはならないような気がしますが……。
哲生に尽くしながら、でも媚びては欲しくないとも思ったりする、晶の複雑な心情も読みどころの一つ。今後晶が華海と会うこともあるのでしょうけど……女の対決、になるんでしょうか?
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